40代からのカブライフ

40代から乗り始めたスーパーカブに関することについて綴っています。

【南アルプス市】徳島堰の桜並木をゆく。数十年前の愛車と再始動した「歴史を巡るポタリング」

十数年ぶりの相棒と。徳島堰の桜並木で「歴史」と「春」を駆け抜ける。

「今年は体力作りのために、自転車を習慣にしよう」 そんな決意を胸に、春の柔らかな日差しに誘われて、近場をポタリングしてきました。

相棒は、数十年前の自転車ブームの際に手に入れた、私にとっては思い入れのある一台。 「いつかは最新のロードバイクを……」という夢も膨らみますが、まずはこの長年の相棒と共に、サイクリングを日常にしていくことから始めたいと思います。

1. 1.7kmのピンクの回廊「徳島堰」

目的地に選んだのは、南アルプス市が誇る農業用水路、**徳島堰(とくじませき)**沿いの桜並木です。

約1.7kmにわたって続く桜のトンネルは、まさに圧巻。 道幅は車がようやくすれ違えるほどで、普段はとても静かな場所です。ペダルを漕ぐ音と風の音だけが聞こえる、ゆっくりとした時間が流れていました。

若葉支援学校近くの通りまで足を伸ばすと、眼下には甲府盆地が一望できるパノラマが。この美しい景色を眺めていると、日頃の疲れもどこかへ飛んでいくようです。

2. 私財を投じた「徳島俊正」の情熱に思いを馳せて

この穏やかな用水路には、壮絶な歴史が刻まれています。 江戸時代、身延山へ参詣に訪れた深川の商人・徳島俊正が、水不足で荒廃したこの地を憂い、なんと私財を投じて開削を始めたのが徳島堰の始まりです。

重機もない時代、どれほど多くの人々が汗を流し、苦労を重ねてこの水を引いたのでしょうか。 その情熱があったからこそ、今の南アルプスに広がる豊かな果樹園があり、私たちの暮らしがある。満開の桜の下を走りながら、先人たちが残してくれた「恵み」への感謝が込み上げてきました。

3. 「知る」ことで深まる、サイクリングの魅力

ただ速く走るだけでなく、その土地の歴史や成り立ちに思いを寄せながら進む。 これこそが、大人のサイクリングの醍醐味なのかもしれません。

今はまだ数十年物の自転車ですが、一歩一歩、自分のペースで距離を伸ばしていこうと思います。次はもっと遠くの景色に会いに行けるよう、まずはこの春の風を楽しみたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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