1. はじめに:カブ乗りを悩ませる「熱いときだけセル沈黙」問題
「長時間走ってエンジンがカンカンに熱くなると、セルボタンが一切反応しなくなる……」
「でも、キックを踏めば一発で元気にエンジンがかかる。少し冷ますとセルも復活する」
「でも、キックを踏めば一発で元気にエンジンがかかる。少し冷ますとセルも復活する」
古いタイブの角目カブで、そんな不思議な症状にモヤモヤしているオーナーさんはいませんか?
キックでかかるなら走る分には困りませんが、出先でセルが沈黙すると「このまま壊れるんじゃ……」と精神的にかなり引っかかりますよね。
キックでかかるなら走る分には困りませんが、出先でセルが沈黙すると「このまま壊れるんじゃ……」と精神的にかなり引っかかりますよね。
実はこれ、カブや古いバイクでは定番とも言える「熱だれによる電装系の接触・作動不良」です。同じ症状を経験したオーナーはたくさんいるようです!今回は、考えられる主な原因を自分なりに整理しました。
2. 犯人はだれ?高温時にセルが回らなくなる4つの原因
① スターターリレーの「熱による接触不良」(最有力候補!)
セルボタンを押したとき、電気をセルモーターへ流すスイッチの役割をするのが「スターターリレー」です。
このリレーの内部にある金属接点やコイルが、エンジンや周囲の熱で高温になると膨張し、一時的に通電しなくなってしまうことがあります。冷めると金属が元に戻るため、再びセルが回るようになります。
このリレーの内部にある金属接点やコイルが、エンジンや周囲の熱で高温になると膨張し、一時的に通電しなくなってしまうことがあります。冷めると金属が元に戻るため、再びセルが回るようになります。
② 「レギュレーター」の熱暴走
ご自身が疑っているレギュレーターも、非常に怪しいポイントです。
レギュレーターは発電された電気を制御するパーツですが、それ自体が非常に熱を持ちやすいという特性があります。経年劣化が進んだレギュレーターが高温で熱暴走を起こすと、バッテリーへの充電電圧が異常に低下したり、電装系への電力供給がストップしたりします。その結果、「セルを回す十分な電力が出ない(でもキックの発電ならかかる)」という状態に陥ります。
レギュレーターは発電された電気を制御するパーツですが、それ自体が非常に熱を持ちやすいという特性があります。経年劣化が進んだレギュレーターが高温で熱暴走を起こすと、バッテリーへの充電電圧が異常に低下したり、電装系への電力供給がストップしたりします。その結果、「セルを回す十分な電力が出ない(でもキックの発電ならかかる)」という状態に陥ります。
③ セルモーター内部の「ブラシの摩耗・固着」
セルモーター自体がエンジンの熱を直接受けることで、内部にある「ブラシ」というカーボン製の消耗パーツが熱膨張し、動きが悪くなって接触不良を起こすケースです。冷めると隙間が戻ってまた回り出すため、今回の症状の典型例の一つです。
④ セルボタン(スタータースイッチ)自体の熱膨張
意外と盲点なのが、ハンドルにあるセルボタン内部の接点です。夏の直射日光やエンジンの熱が上がってくることで、スイッチ内の薄い金属板が歪み、ボタンを押しても通電しなくなることがあります。
3. まずどこからチェックする?おすすめの対策手順
気持ちのモヤモヤを解消するために、以下の手順で原因を切り分けていくのがおすすめです。
- セルが回らないときの「音」を聴く
ボタンを押したとき、サイドカバーの奥あたりから「カチッ」と音がするか確認してください。- 音がする場合:リレーは動いているので、②レギュレーターや③セルモーター本体が怪しいです。
- 無音の場合:①スターターリレーの完全な沈黙、または④スイッチの接触不良が疑われます。
- 安価なパーツから交換してみる
スターターリレーやレギュレーターは、カブ用であればネット通販等で比較的安価(数百円〜数千円)で手に入ります。まずはリレーやレギュレーターを新品に変えてみるのが、一番手っ取り早く原因を特定できるカスタムメンテです。
4. まとめ:カブの声を聴きながら、トラブルも楽しもう!
キックでかかるというカブならではの「タフさ」に感謝しつつ、週末に少しずつ怪しい電装パーツをリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。原因がバチッと分かって直ったときの達成感は、カブへの愛着をさらに何倍にもしてくれますよ!
同じような症状を乗り越えたよ!というカブ主の方がいれば、ぜひコメントで教えてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
