スーパーカブ50の生産終了というニュースが流れる中、改めて愛車の足元を見つめ直してみました。今回は、以前から検証したかった**「カブ50」と「カブ90」の純正マフラーの違い**を詳しくレポートします。

ボアアップ(75cc)した車体に、あえて社外品ではなく「90純正」を選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。
1. 外観と刻印のチェック
パッと見の形状はほぼ同じですが、刻印にはしっかりとアイデンティティが刻まれています。


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50cc:
HMGK4 HONDA GOSHI -
90cc:
HM GTO HONDA GOSHI
「GOSHI」は、ホンダの二輪排気系を長年支えてきた合志技研工業(熊本県)の証。これだけで純正品の信頼性の高さが伺えます。
2. 数値で見る「入口」と「出口」の逆転現象
実測してみて驚きの結果が出ました。

| 測定箇所 | 50cc純正 | 90cc純正 | 考察 |
| 入口(フランジ内径) | 17mm | 20mm | 90ccの方が排気流入量が多い |
| 出口(サイレンサー内径) | 18mm | 11mm | 50ccの方が太い! |
| エキパイの太さ | 標準 | 太い | 90ccの方が明らかに肉厚 |
【考察】
90ccマフラーは、エキパイを太くして排気効率を上げつつも、出口を絞ることで「背圧」をかけ、低中速域のトルクを稼いでいるようです。逆に50ccは、小さなエンジンで高回転まで回すために、出口をあえて太くして抜けを確保しているのかもしれません。
3. 実走インプレッション:中速トルクの「厚み」
90cc純正マフラーに付け替えて走ってみると、その差は明確でした。
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中速域(2速・3速): トルクが明らかに太くなり、加速に粘りが出ました。街乗りでの扱いやすさが向上しています。
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高速域(最高速): 50純正と比べても大きな変化はなし。頭打ち感は変わりませんが、巡航時の余裕が増した印象です。
4. なぜ「純正マフラー」にこだわるのか?
社外マフラーのような華やかさはありませんが、純正には代えがたい「三拍子」が揃っています。
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究極の静粛性: 早朝の出発や住宅街でも気兼ねなく乗れる。
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実用性の維持: センタースタンドが干渉せず、メンテナンス性が損なわれない。
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確かなフィッティング: ブレーキペダル等への干渉リスクが極めて低い(※90用流用時はステーの微調整が必要)。
まとめ:バイクに触れる、至福の冬
寒さが増してきましたが、こうしてマフラーの径を測ったり、ステーの穴を加工したりする時間は、カブ主にとって至福のひとときですね。
50ccという区分はなくなっても、私たちが培ってきたカブとの歩みや、こうしたDIYの知恵は消えることはありません。これからも大切に、弄り倒していきたいと思います!!
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