1963年8月4日。まだ道なき道だった富士山の登山道を、スーパーカブで山頂まで登り詰めた男がいました。その名は、鍋田進さん。 そんな偉業を記念し、トニーさんを中心に開催されている**「富士山ヒルクライムラン」**に、今年初めて参加してきました。
1. 迷いと決断:雨の御坂峠を越えて
朝7時30分。期待に胸を膨らませて出発したものの、天候は曇り。御坂峠に差し掛かる頃には雨が降り出し、霧が立ち込める厳しいコンディションとなりました。
「このまま進んでいいのか。引き返すべきか……」
何度も心の中で葛藤がありましたが、「とりあえず道の駅須走まで行って、そこで判断しよう」とカブを走らせました。結果として、この判断が最高の1日の入り口となりました。
2. 須走に集った50台の「スーパーカブ」
道の駅に到着すると、そこには雨をもろともしない約50台のカブたちが!
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カブヌシとの交流: インスタで繋がっていた「カブヌシパパ」さんと直接お会いでき、カブ談義に花が咲きました。
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多様な顔ぶれ: 最新のC125やCT125から、トランポで駆けつけた貴重なC100まで。女性ライダーの姿も多く、カブというバイクが持つ「人を惹きつける力」を改めて実感しました。

3. 「富士あざみライン」——愛車と挑んだ最大勾配20度
クラス分けの後、いよいよ5合目を目指して出発。




待っていたのは、国内屈指の激坂「富士あざみライン」です。
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限界への挑戦: 75ccにボアアップしたとはいえ、キャブ車には過酷な環境。標高が上がるにつれ、そして勾配が急になるにつれ、ペースはガクンと落ちます。
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心の中の声: 1速を多用し、エンジンの熱を気にしながら「頑張れ、頑張れ!!」と心の中で叫び、アクセル全開で登り続けました。110ccや125ccの勢いに圧倒されながらも、一歩一歩、着実に。
霧の中から現れた5合目に到着した瞬間、脱落者ゼロで全員が揃った光景は、まさに「スーパーカブ」の名にふさわしい奇跡のようでした。
4. 5合目の笑顔と、来年への約束
5合目は濃霧と小雨に包まれていましたが、参加者の顔は達成感に満ちた笑顔ばかり。 皆で称え合い、記念撮影をしたあの瞬間は、天候以上の「晴れやかさ」がありました。
お世話になったトニーさん、お声掛けいただいた皆様、本当にありがとうございました。 今回の過酷な登坂に耐えてくれた愛車を、より一層愛おしく感じた1日。来年、またこの場所で皆さんと再会できることを楽しみにしています!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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