季節外れの小春日和。カブクラブの仲間と巡る「山梨再発見」ツーリング
11月とは思えない、柔らかな陽光。 今日は所属しているカブクラブの定期ツーリングに参加してきました。日中の気温は22℃、湿度は63%。厚手のインナーさえ忍ばせれば、上着は薄手のライディングジャケットでちょうど良い、最高のツーリング日和です。
中央市の集合場所に並んだ個性豊かなカブたち。キック一発、心地よい排気音とともに私たちの「秋の探検」が始まりました。
1. 鏡のような湖面と、静寂の神域
まず向かったのは、南アルプス市の伊奈ヶ湖。

今年は暖冬の影響か紅葉の色づきはゆっくりですが、澄み渡る秋空と、鏡のような湖面に映り込む木々のコントラストは息を呑む美しさでした。
賑わう湖畔を後にし、次に向かったのは氷室神社。

先ほどまでの喧騒が嘘のように、人影ひとつない境内。天を突くような杉や松に囲まれたその場所は、まるで時が止まったかのような幻想的な空気に満ちていました。
2. 500段の石段が語る、古の物語
目の前に立ちはだかるのは、延々と続く500段の石段。



カブを降り、一段ずつ踏みしめるごとに息が上がりますが、それ以上に心が震えました。「重機もない時代、先人たちはどんな思いでこの巨大な石を運び、この道を築いたのだろう……」。
汗を拭いながら辿り着いた本堂の裏手には、圧倒的な存在感を放つ杉の御神木が鎮座していました。その太い幹に触れると、数百年という歳月の重みが手のひらから伝わってくるようです。
3. 富士の絶景と、異国の風
続いて訪れたのは、富士川町のダイヤモンド富士観賞スポット。

少し時期は外れましたが、うっすらと雪化粧を纏った富士山が、その雄大な姿を現してくれました。広場ではアマチュア無線を楽しむ方々が仲間と交信しており、趣味に没頭する大人の時間が流れていました。
旅の締めくくりは、市川三郷町の大門碑林公園。



書道用和紙の産地ならではのこの施設は、一歩足を踏み入れるとそこはもう中国。復元された名碑が並ぶ異国情緒たっぷりの園内に、今回は特別にカブを並べさせていただきました。展望台から見下ろす甲府盆地のパノラマは、一日の疲れを吹き飛ばす最高のご褒美でした。
ツーリングを終えて思うこと
山梨に住んで長い月日が経ちますが、カブで走り回るたびに「まだこんな素敵な場所があったのか」と驚かされます。
一人で風を切る気ままなソロツーリングも最高ですが、カブという共通の相棒を持つ仲間たちと時間を共有することで、自分一人では気づけなかった視点や発見に出会える。それこそが、グループツーリングの醍醐味だと改めて実感しました。
あなたの街にも、まだ見ぬ「宝物」が隠れているかもしれません。 さあ、次はどこへ行こうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
