スーパーカブのボアアップを考えている方で、ハイカムの導入も一緒にした方がいいのか悩んでいる方もいると思います。
一つ一つパーツを組んでいき、その効果を楽しむのもカスタムの楽しさの醍醐味です。
しかし一方、どうせパーツを組むのなら作業の効率性を考えて一度にやってしまうのも方法の一つです。
今日は「ボアアップ」と「ハイカム」をそれぞれのパーツの特性を踏まえて、どちらから始めた方が良いのか考えてみました。
結論としてカスタムの順番は、「ボアアップを先に行う(または同時)」が一般的かつ効率的です。
それぞれのパーツの特性と、その順番が推奨される理由は以下の通りです。
1. ボアアップの特性(排気量アップ)
- 特性: エンジン全体のトルク(押し出す力)が底上げされます。特に低中回転域での力強さが明確に増し、坂道や加速時の余裕が生まれます。
- メリット: 変化を体感しやすく、街乗りでの扱いやすさが向上します。
2. ハイカムの特性(高回転化)
- 特性: バルブが開いている時間を長く(または深く)し、高回転域でより多くの混合気を吸い込めるようにします。
- メリット: 高回転までスムーズに吹け上がるようになり、最高出力が向上します。ただし、低回転域のトルクは細くなる傾向があります。
なぜ「ボアアップ」が先なのか?
- ハイカムのデメリットを補える: ハイカム単体では低回転のトルクが落ちがちですが、先にボアアップで排気量を増やしておけば、そのトルク低下を相殺して乗りやすさを維持できます。
- 相乗効果: ハイカムは「吸い込む効率」を上げるパーツですが、吸い込む対象(排気量)が大きいほど、その効果を最大限に発揮できます。
- セッティングの合理性: ボアアップ時にエンジンを分解(腰上オーバーホール)するため、その際に同時にハイカムを組み込むのが作業工賃として最も安上がりです。
結論
ボアアップを先にするか、可能であれば同時に行うのがベストです。
もし予算の都合で分ける場合も、まずはボアアップで「エンジンの基礎体力」を上げてから、さらに上を回したくなった時にハイカムを追加するのが、失敗の少ないカスタムプランと言えます。
※注意:どちらのカスタムも、燃料調整(キャブレターのジェット変更やFIコントローラー)や排気系(マフラー)の最適化が必要になる点は留意してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
記事が参考になりましたら応援お願い致します。


